橋は4つ

橋といえば塩浜1丁目(旧浜園町)は計4つの橋によって外と結ばれています。
先に書いたとおり、塩浜2丁目(旧汐崎町)との間にかかる「浜崎橋」と「白妙橋」、それから越中島通りで越中島3丁目につながる「浜園橋」、そして枝川1丁目につながる「はまぐり橋」です。
「浜園橋」のたもとには「警察官立ち寄り所」があります。かつて浜園町に政府食糧倉庫があったころにこれは交番で、常に警官が詰めていました。食糧を盗もうというヤカラ(?)を牽制し、また近隣の犯罪を抑制するためだったのでしょう。

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(はるかにイトーヨーカ堂を遠望します。2001年以前の写真。今はニュートンプレイスの敷地。)


そもそも政府食糧倉庫とは大正の米騒動(1912年)の後に、ふたたびそんな騒擾が起こらないように建設され維持された、近代国家の大事な備蓄倉庫でしたから、警備自体よりシンボリックな意味が込められていたのでしょう。

浜園町の由来

現在の 東京都 江東区 塩浜1丁目 は、昭和の全国的な町名変更によって旧「汐崎町」(現塩浜2丁目)と合わせて改称させられるまでは、「濱園町」(浜園町)という美しい名でした。
浜園橋越中島通りの橋とバス停)やファミール浜園(マンション)などに名残りが刻まれています。1丁目と2丁目を結ぶ橋の一つが「浜崎橋」となっているのは、
 園+汐 → 浜崎 というわけで、
リクツは通ります。
もう一つの橋は「白妙橋」という、それはそれは美しい名です。浜園にふさわしい橋の命名でした。